不整脈チームのリーダー格2人の送別会がありました。田代先生は大学から長らく秋田県の地域医療に貢献してくれましたが、地元東京に帰ことになりました。成人病医療センター時代からの阿部先生、寺田先生に教わった不整脈診療のスキルは、秋田県に不足していたカテーテルアブレーションの担い手として長らく第一線で活躍してくれていました。大学赴任後はチームリーダーとして病棟診療を率いてくれました。医局内では得意のプログラミング技術を駆使した「不満の出ない当番表」を迅速に作成してくれていたのが印象的です。
岩川先生は海外留学として、豪州アデレード大学への留学が決まっています。岩川先生も東京医科歯科大学(現 東京科学大学)の国内留学後から、同じく大学の不整脈診療の中核を担ってくれていました。「妥協しない不整脈治療」には定評があり、加えて果敢なリサーチマインドで多くの論文を発表してきたことを経て、この度海外留学のチャンスを獲得しています。6/17 渡豪します。
2人のリーダー格を同時に送別することは、大学にとっては一時的な試練かも知れませんが、2人が育てた後輩若手医師がしっかり活躍する場になるということでもあると思います。
2人の先生方、新天地での活躍をお祈りしています。
文:佐藤輝紀