循環器内科学講座の教育の一環として、由利組合総合病院で心臓カテーテル手技に関するハンズオンセミナーを実施してきました。
今後の医療を担う初期臨床研修医と、現場を支える若手循環器医師らに参加していただき、総勢21名の大盛況となりました。
山中卓之先生による冒頭レクチャーの後、シュミレーターや血管モデルを用いた実践形式のグループ実習を行ないました。実際にカテーテルに触れて操作をしてもらうことで、その繊細さや困難さ、そして楽しさを肌で実感していただけたように思います。参加した先生方からは「緊迫した臨床現場ではなかなか経験できない部分を補うことができた」「カテーテルが血管内でどのように動いているのかイメージができた」「とにかく楽しかった!」など多数コメントをいただきました。僕ら自身も、若手医師が普段感じている疑問や悩みを直接知ることができて、大変貴重な経験となりました。循環器領域は命に直結する疾患ばかりです。緊迫した現場で冷静に対処できるよう、日々のトレーニングを積み重ねていきましょう。
参加してくれた先生方、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
文:加藤宗