去る12/2、循環器学会東北地方会がコラッセふくしまにて開催されました。
学会発表で大事なのは、その準備時間だと思います。論理的思考によって考察することや、わかりやすく伝えることは医師にとって絶対的に必要な能力であり、論文を読み漁って得た知識がその後の医師としての能力に直結することは間違いありません。発表をひとつの契機としてそれぞれ感じたことを今後の診療に活かしていきましょう。以下、発表演題です。
<YIAセッション>
症例発表部門【優秀賞】鈴木真由
「劇症型心筋炎に類似した転移性心臓腫瘍の一例」
研究発表部門 高橋潤
「経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)患者における非重症弁周囲逆流の意義」
<一般演題>
〇畠山葉月「重症大動脈弁狭窄症と心膜液貯留による心原性ショックの1例」
〇柳澤和哉「His束近傍にKent束をもつ房室回帰性頻拍に対してクライオアブレーションが奏功した一例」
〇熊谷彩季「アドリアマイシン投与後8年で発症した若年女性のHFrEF症例」
〇石原歩葉「間質性肺炎合併シェーグレン症候群による肺高血圧症に対し肺血管拡張薬が奏功した一例」
〇工藤廣大「急性関症候群と心タンポナーデによる心原性ショックにIMPELLAが有効であった一例」
<学術セミナー共催 ランチョンセミナーC>
渡邊博之教授「心不全診療におけるARNIの意義」
文:佐藤輝紀