当科助教の髙木祐介先生が今月末をもってご退職される旨、本日の医局会にてご挨拶されました。TAVIをはじめとするSHD治療を秋田県に導入した立役者であり、これまでの経過はみなさんも御存知の通りだと思います。勤務初日から緊急BAVを行った鮮烈な着任日は記憶に新しいですが、それから約３年が経過していました。その間、高木先生の御尽力によって県内の循環器診療の選択肢が増えたことで、内科医として「考える」機会が増えたことは、間違い無く秋田県の循環器医をレベルアップさせたと思います。そのような功績に感謝し、築いてこられたものを引き継ぎつつ、また後輩医局員一同新たな時代を創っていきたいと思います。高木先生、ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。
文; 佐藤輝紀
以下、髙木先生よりコメントです。
5/31（金）をもって秋田大学を退職いたしました。私は2005年に秋田大学を卒業しました。その後、東北や関東でカテーテルを専門として循環器の診療に従事していましたが、ご縁があって2021年に秋田大学に着任しました。多感な学生時代を過ごした土地に16年ぶりに戻り、当時から存じ上げていた先輩方や仲間達、そして新たに出会った後輩らと共に医師として過ごしたこの期間はとても幸せでした。皆様に感謝申し上げます。
着任してから今日までに、TAVIをはじめとした幾つかのカテーテル治療の導入を主導させて頂きました。幸いにして多くの仲間達が共に取り組んでくれたため、知識や技術、多職種や地域との連携を円滑に引き継ぐことが出来ました。関連病院の先生方におかれましては、安心して大学の医師に患者様をお任せ頂ければと存じます。
この3年2ヶ月間は毎日が充実しており、皆様ひとりひとりに沢山の想い出や思いがあります。私の拙い文章ではとても書き切れません。深く感謝すると共に、皆様や秋田の医療の今後が素晴らしいものであることを祈っております。改めまして、誠に有難うございました。
