TAVI(経カテーテル大動脈弁留置術) 50例

2021年12月8日に本格始動して約4か月経過した当院のTAVIが、本日で通算51症例目がいつも通り成功にて終了しました。
髙木祐介助教を中心に、循環器科医、心臓外科医、麻酔科医および臨床工学技士など多職種にて構成されるSHDチームが協力して行う手術ですが、現時点で心臓合併症は0件かつ生存退院率100%であり、1症例ずつ丁寧に着実に施行してきました。
新しいデバイスの導入や難症例においては、プロクターの先生にご指導頂くこともあります。そのご指導を受けながらいつも思うことは、「秋田県はTAVI導入が他県に比較して遅かったことは事実でも、それは本邦でTAVIが導入されて以降積み重ねられた先行症例によるエビデンス、そして合併症も含む先人達の経験を基に、最初からより安全で確立された手技を秋田県民に届けることが出来ることの裏返しである」ということです。

また、人工弁機能不全にたいするTAVI、いわゆる「Valve in Valve」も今後はプロクタリングの上で施行可能になるため、ますます治療対象は増えていくことが予想されます。

50症例終えたとは言え、まだまだ大動脈弁狭窄症で治療を必要としている患者さんがいる以上、これからも安全に手技を重ねていく必要があり、節目の数字を迎えた今日、チームで決意を新たにしました。

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