6月18日、7月に異動となる鈴木智人先生と関みちる先生の送別会が開催されました。智人先生は循環器脳脊髄センターへ、みちる先生は雄勝中央病院へそれぞれ異動です。
みちる先生は今回の大学勤務の間に、内科専門医を取得してまもなく循環器専門医ですね。湯沢雄勝地区の患者さんを、持ち前の明るさで元気にしてあげて下さい。
智人先生は2018年10月から福島県寿泉堂病院から当院へ赴任され、これまで当院の心臓カテーテル治療を牽引されてきました。カテ室のリーダーのみならず、病棟医長として病床のマネジメントに尽力されてきました。全県から患者さんが頼って入院される当院の循環器病床は25床で、急患も多い中、25床を適切にやりくりする大変さは想像に難くありません。
個人的には、発足当初からの智人先生チームのNo.2として一緒に仕事をさせて頂く機会が多くありました。智人先生はみんなが異口同音で「いい人」ですが、優しいだけではないと感じるのがカテ室での様子です。一緒に術野に入った経験のある先生は御存知と思いますが、プロテクターを装着して術者になった時に、普段の「いい人感」は消え失せて、厳しい目つきになるその様子からは高いプロ意識が感じられました。
「自分の手で最後まで治療を完結させたい」という想いで出身大学での再修行を決断され、研鑽の後に心血管インターベンション治療学会専門医の資格を取得されたのちには、後輩の育成にも御尽力頂きました。この度、循環器脳脊髄センター循環器部長として着任されます。引き続き、秋田県の心血管病治療のために連携をよろしくお願いします。これまでの大学勤務、本当にお疲れ様でした。
追記:集合写真の右隣、今回送別会に感謝を述べる智人先生ですが、その右隣の写真は2018年10月、智人先生の歓迎会で挨拶している時のものです。体型の変わらなさがすごいです。
文:佐藤輝紀